過払い金が発生している人はほとんどいません

過払い金が発生している人はほとんどいません

最近、テレビなどで良く見かけるのが過払い金とは何かと言うと、違法な金利(18%以上)を請求され払い過ぎてしまったお金のことになります。
借金の返済において、払い過ぎることなんてあるのと思う人もいるかもしれません。
これには少し事情があるので、解説してみましょう。

 

そもそも貸金業者はお金を融資した時に利息を取ることで利益を得ています。
この利息ですが、実は法律によって上限となるパーセントが決まっているのです。
本来であれば利息制限法という法律に則って、金利を定めなくてはいけなかったのですが、民事での強制力がなかったことから、多くの貸金業者はさらに高い金利をつけることができる出資法という法律に則した金利設定を行っていました。
この利息制限法以上、出資法未満でつけられた金利のことをグレーゾーン金利と言います。
このグレーゾーン金利はずっと問題視されていたことから、2010年に貸金業法が改正され、その時に撤廃されることになったのです。
結果、利息制限法を上限とした金利にまで貸金業者は引き下げないといけなくなりました。

 

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ここで発生するのが過払い金です。
いわゆるグレーゾーン金利での利息を支払っていた場合、利息制限法の利息に基づいて計算をし直すことで、支払い過ぎてしまったお金を計算できます。
もともとは利息制限法の金利に基づいた分しか支払わなくて良いので、支払い過ぎてしまった分は返還してもらおうという話です。
この過払い金ですが、上記でも触れたようにテレビや雑誌などで多くの法律事務所が宣伝をしています。
このことから自分も過払い金を返してもらえるのではと思う人も多いのですが、実はそうでもありません。

 

過払い金を請求するには10年以内という決まりがあります。
これは民法上の時効に基づく考え方であり、既に完済をしていたとしても10年以上経過していれば、請求できないのです。
また、2010年に貸金業法が改正されて以降に、借金をしたという人の場合ですと、基本的に過払い金が発生することはありません。
これは貸金業者も利息制限法内の金利に改めた後にお金を借りているからです。
実際には法律が施行される1〜2年前には大手の貸金業者は、利息制限法にあわせた金利に変更しています。
ですので、過払い金が発生しているのは、かなり前からお金を借りていた人ということになってくるのです。
結果、過払い金が発生している人は、かなり少ないと言って良いでしょう。
つまり、過払い金のことをあてにして借金の圧縮を考えるよりは、場合によって自己破産や債務整理を行った方が賢い選択になるかもしれません。

 

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